◇其の七
古来より立山参拝の沿道にあった八幡宮、その大鳥居の百年ぶりの再建に係わらせていただきました。
柱が内側に転び,反りを付けた笠木・嶋木の木口を斜めに切った形、柱上に台輪を挟み柱の前後に袖柱を立て袖貫でつないだ典型的な「四足鳥居(両部、権現など)」です。
同じ様式で有名なものに厳島神社の鳥居が有ります。
材質は桧で柱は直径一尺二寸の丸柱、袖柱は八寸で八角形です。
この形式の鳥居で一番技術を要するのは柱と袖柱をつないでいる袖貫です。
柱が転んでいて袖柱が直立のためそれぞれの柱芯に貫を通すには、貫中央部が湾曲して転び先端部が直立していなければなりません、従って太い角材から鉋(かんな)で削り出しています。
現在の効率的な建築とは逆行しているようですが、人間の手でなければ生みだせないものもまだまだあるのです。
柱が内側に転び,反りを付けた笠木・嶋木の木口を斜めに切った形、柱上に台輪を挟み柱の前後に袖柱を立て袖貫でつないだ典型的な「四足鳥居(両部、権現など)」です。
同じ様式で有名なものに厳島神社の鳥居が有ります。
材質は桧で柱は直径一尺二寸の丸柱、袖柱は八寸で八角形です。
この形式の鳥居で一番技術を要するのは柱と袖柱をつないでいる袖貫です。
柱が転んでいて袖柱が直立のためそれぞれの柱芯に貫を通すには、貫中央部が湾曲して転び先端部が直立していなければなりません、従って太い角材から鉋(かんな)で削り出しています。
現在の効率的な建築とは逆行しているようですが、人間の手でなければ生みだせないものもまだまだあるのです。