◇其の六
説明文
昭和29年の三日市大火より53年、当代住職が構想してより10年、門信徒の夢がついに叶いました。
化粧部分に桧とカナダ桧(米ヒバ)を併用(一部欅使用)し、大唐破風の向拝を備えた壮麗で本格的な御本堂です。
内部装飾も蛙股・小子鼻・組物等を施し、更に御内陣は支輪天井で格をあげてあります。
華美にならず、しかしあっさりし過ぎず適度なバランスを保っています。
また本堂部分は準防火地域内ですが基準法をクリアし、一部建具を除き全体が木表しになっています。
御施主のイメージを寺院建築の様式に則り、より良い物へ再現して行く・・・
堂宮大工だからこそ出来る仕事なのです。
後世に伝えたい姿がある・・・
だから我々の存在意義がある!